こうのとり療法 は妊娠体質づくりのための治療法です

こうのとりが飛んできた

2011年7月 のアーカイブ

副腎ホルモンも調べてみてください

病院でのホルモン検査は、
・FSH
・LH
・E2
・P4
・TES
・PRL
この他に、
・T3
・T4
を測定する位でしょうか。

できれば、これらに副腎ホルモンの測定も加えてみてはどうかと思います。
副腎ホルモンというと、
「副腎皮質ホルモンじゃないの?」
と言われることが多いのですが、
副腎ホルモンは、
副腎皮質ホルモンと副腎髄質ホルモンの総称です。

副腎皮質ホルモンは、
・糖質コルチコイド
・鉱質コルチコイド
(アルドステロン、コルチコステロン、コルチゾンなど)
副腎髄質ホルモンは、
・アドレナリン
・ノルアドレナリン
があります。

そして、もう一つ重要なホルモンを分泌します。
アンドロゲンです。

アンドロゲンは精巣や卵巣で産生されますが、
副腎でもアンドロゲンが分泌されます。
このアンドロゲン濃度が上昇すると女性不妊に関与しています。

まず、アンドロゲン濃度が高くなるとLHの分泌を抑えてしまいます。
次に、アンドロゲンはエストロゲンに変換され
カウンフマン療法時のような感じになります。

その他、血中のDHEAの大半が副腎由来です。
DHEA濃度の低下や上昇は不妊にります。
DHEA-Sの30歳代の基準値は、
50-270μg/dl
となっていますが、妊娠を考えると、130-250μg/dl
の範囲内に入りたいと考えています。

このホルモンは甘いもの、アルコールの摂取などにより大幅に低下しますし
過度のトレーニングを行うと上昇する傾向があります。
食生活などの生活習慣を改善することで改善できるホルモンですから、
積極的な治療を受ける前に習慣の改善を行うのが妊娠への近道になります。