体外受精で生まれたお子さんは
障碍を持って産まれてくる率が高い、
という“都市伝説”を聞いたことがありますか?
そんな都市伝説を裏付けるような論文が掲載され、
話題になっています。
2012年5月5日付けの『New England Journal of Medicine』に
掲載された論文がそれです。
オーストラリアの一部地域における結果ですが、
通常の妊娠における割合に比べて、
数%、障害を持って生まれてきたお子さんの割合が高かったそうです。
果たして本当なのでしょうか。
個人的な見解ですが、
このデータには一つ不備があります。
それは同じ年代の相対比較がなされていないという点です。
例えば、ダウン症候群の出生比率は1000人に対して1人とされていますが、
40歳代で限定しますと数十人に1人の割合で生まれてくることが知られています。
論文中にも出てくる脳性まひなども出産年齢が上がると、
リスクは比例的に上昇します。
それでは、今回の記事は
不妊治療を受けて出産された方々の平均年齢と、
自然妊娠して出産された方々の平均年齢は同じだったのでしょうか。
残念なことにそういったデータは見当たりませんでした。
日本においては不妊治療を受けて出産された場合、
自然妊娠に比べて年齢が上がっていると言われています。
恐らく、今回のデータも日本同様、
不妊治療を受けている方の集団の方が
平均年齢は上がっていると予想できます。
今後、情報を精査する必要があると思いますが、
不妊治療が原因で障害を持って生まれてくる可能性が高くなるというのは、
現時点では断定できないと考えるのは私だけでしょうか。
最近は、こういった不安を煽るような論文が少なくありません。
新聞の記事もそうですが、
本当に正しいかどうかを養う目の大切さを考えさせられる論文でした。
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